与野市の地盤

与野市の地盤概要 大戸2丁目 中里38* 本町西3丁目

与野市の地形

与野市は、大宮台地の西の端に位置している。市の中央には南北に流れる霧敷川に沿って比較的大きな谷底低地が発達しており、これによって台地は東西に分断されている。また、市の境界西側には荒川鴨川の氾濫によって形成された氾濫低地が広がり、境界付近の一部の地域がこの地形に属している。

地形・地質と住宅地盤

台地面

比較的海抜高度が高く起伏の少ない平坦面で、関東ローム層と呼ばれる火山灰土で覆われている。関東ローム層は、上部のローム土(赤土)と下部の凝灰質粘土に大別されるが、自然堆積したローム土は、安定しており比較的大きな強度が期待できるため、表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合が多い。

地盤データ例
  1. A.本町西3丁目

谷底低地

台地部が小河川や水路などによって削られて形成された低地で、台地部の間に樹枝状に分布している。台地を形成していた土砂が再堆積した土や有機質土腐植土)などが分布しており、非常に軟弱な地盤となっている。したがって、長期的な沈下(圧密沈下)を防止するような基礎補強策が必要となることが多い。

地盤データ例
  1. B.中里38*
  2. C.大戸2丁目

氾濫低地

荒川流域に広く分布する標高の低い平坦面である。地下水位が高く、軟弱な粘土シルトが厚く分布しているため、長期的な沈下(圧密沈下)が問題になっている場所が多く、適切な基礎補強策が必要となる。

地盤データ例
  1. D.八王子3丁目