SCSC(スクスク)の紹介
SCSC式土壌汚染調査とは、地質汚染診断・浄化簡易化研究会で確立した新工法です。スクスクと読みます。
SCSC(Soil Check & Cleaning Simplification Consortriumの略称)
SCSC(スクスク)式ボーリング
SCSC(スクスク)式ボーリングとは、打撃式簡易機械ボーリングで、環境先進国のドイツにおいて実用化されている機器を組合せ、 日本の地質環境に合わせて汚染調査が効率良く行えるようSCSC研究会で実証試験や改良を行い実用化したものです。
具体的には、サンプラーを小型動力ハンマーで調査深度まで地中に打ち込んだ後、それを引き抜くことにより地層サンプルを採取する技術です。 概況調査における表層土壌採取や詳細調査におけるボーリング調査はもちろん、土壌ガス調査、観測井戸や対策井戸の設置などに幅広く利用できる技術です。
SCSC機器の仕様と構成(PDF)
SCSC(スクスク)式ボーリングの特徴
狭小地・屋内でも作業ができる

SCSC式ボーリングならば、ほかのボーリングマシンが設置できないような場所でも1m×1m程度のスペースがあれば作業可能です。
機材は人力で運べるので、幅70cm程度の通路があれば機材搬入が可能です。また、天井高2m以上であれば屋内でもボーリングができます。
機材は小型車で運搬できる

SCSC式ボーリングの機材は2t以下のトラックに積込めます。
土壌サンプリングの標準的な機材だけなら軽自動車(バンまたはトラック)でも運搬する事ができます。
良質な試料採取ができる

ソイルパックサンプラーを使えば無水でオールコアサンプルが採取できます。
土壌試料はコア径60mmでビニールチューブ(スリーブ)に格納されるので試料の乱れが少なく、重金属の分析に必要な量の確保もできます。
ケーシング掘りができる

ケーシングシステムを使えば汚染を下に落とさずに崩壊性の地層を掘ることができます。φ50mmの井戸材を建てこめるので、モニタリング井戸や対策井戸を設置する事もできます。
SCSCは次の用途でも活躍しています。
地盤液状地危険調査、活断層調査、樹木育成条件調査、廃棄物最終処分場調査、 小規模建設・土木工事、地質調査、崖崩れ状況調査、古環境(遺跡)調査、 湖底堆積物調査、環境マネージメントISO14000対応、赤潮対策、農地改良、 河川改良、地中微生物確認