i-LEFT工法(アイ・リフト工法)
i-LIFT工法とは、
住宅の傾きや沈下は、地形的な要因や人為的な要因により生じる地盤の支持力不足から起こり、近年増加する傾向にあります。
「i-LIFT工法」は地盤内部にグラウトを注入して、傾斜したり沈下した建物を持ち上げて元に戻すとともに地盤の支持力を高めることができる工法です。 「i-LIFT工法」は施工精度が高く、振動・騒音の発生が少なく、しかも注入に使用するグラウトの材質は環境に負荷を与えない、確実で安全な工法です。
特徴
- 3つの「i」(injection=注入)により確実な工事が可能。
- 高精度なレベル計測器で常時計測しながら注入するので、レベルの微調整が可能。
- コンパクトな機械で施工するので、近隣家屋との間隔が少ない場所でも工事が可能。
- 従来工法に比べ工事期間の短縮ができる。また、天候に左右されずに工事が可能。
- 建物の基礎構造による制限がなく、すでに地盤改良を施してある場合でも施工が可能。
3つの i (injection=注入)でリフトアップ完成

- 1.支持注入
- 傾いたり沈下した建物を支えるため、支持層上にグラウト注入を繰り返し行い、「支持盤」を形成する。

- 2.基礎補強注入
- 建物の基礎補強のため、基礎下部にグラウトを注入して「リフト盤」を形成させる。

- 3.リフトアップ注入
- 「支持盤」と「リフト盤」の間に「リフトアップ注入」を行い「リフトアップ盤」ごと建物を持ち上げる。

- 完成
- 建物各部分のレベルを確認しながら微調整をして工事を完成させる。
環境にもやさしい工法です。
「i-LIFT工法」はに使用するグラウトは、主に瞬結タイプのセメント系注入材です。 瞬結タイプのため注入時に周囲への逸散が少なく、周辺環境への負荷がありません。 また化学的にきわめて安定した物質ですので、地盤の支持強度を長期にわたり保つことができます。