浦和市の地盤

浦和市の地盤概要 田島9丁目 白鍬字猿ヶ谷7* 太田窪5丁目 中尾6* 元町1丁目

浦和市の地形

浦和市は、その大半を大宮台地と呼ばれる台地面によって占められているが、藤右衛門川芝川綾瀬川およびその支流などによって台地面が刻まれ、谷底低地が樹枝状に広がっている。台地西側には広大な荒川氾濫低地が分布し、台地東側には芝川流域の見沼低地や、東側境界付近の中川低地などが分布している。

地形・地質と住宅地盤

台地面

比較的海抜高度が高く起伏の少ない平坦面で、関東ローム層と呼ばれる火山灰土で覆われている。関東ローム層は、上部のローム土(赤土)と下部の凝灰質粘土に大別されるが、自然堆積したローム土は、安定しており比較的大きな強度が期待できるため、表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合が多い。

地盤データ例
  1. A.元町1丁目
  2. B.中尾6*

谷底低地

台地部が小さい河川(浦和市の場合は笹目川藤右衛門川など)や水路などによって削られて形成された低地で、台地面を樹枝状に刻んで分布している。台地を形成していた土砂が再堆積した土や有機質土腐植土)などが分布しており、非常に軟弱な地盤となっている。したがって、長期的な沈下(圧密沈下)を防止するような基礎補強策が必要となることが多い。

地盤データ例
  1. C.太田窪5丁目

氾濫低地

浦和市では、荒川芝川流域に広く分布する標高の低い平坦面である。過去幾度かの河川の氾濫によって形成されてきたため、地下水位が高く、軟弱な粘土シルトが厚く堆積した状態となっている。したがって、長期的な沈下(圧密沈下)が問題になっている場所が多く、適切な基礎補強策が必要となる。

地盤データ例
  1. D.白鍬字猿ヶ谷7*
  2. E.田島9丁目