住宅地盤相談室に寄せられたご相談内容 No.39

相談内容

隣地で9階建てのマンションを建築中です。この工事が原因で自宅の車庫が陥没しました。
掘り起こしてみると、地盤が空洞化していました。自宅の部分も空洞化してはいないか心配です。
更地でない地盤も空洞化していないか測定できるでしょうか?

回答

  • 基礎工事の際に、数mの掘削工事があったか(地下室や機械室があれば3~4m)、杭を打設する必要があり、施工に伴って周囲から土が流入するのを防止するために、境界沿いに「シートパイル(細長い鉄板)」などで予め「土留め」を施してから、実際の工事にとりかかるという段取りを踏みます。ところが土留めに不備があれば、隣家から土が水と一緒に流入してきます。
  • 建物の下が空洞化しているかどうかは、床下に潜って細い鉄筋のような棒で刺してみるなどの素朴な確認方法しかありません。場合によっては地割れがみつかることもあります。
  • 建物の外周部に1m程度の有効スペースがあれば、マンションの至近から次第に離れる方向へ数mおきに地盤調査を実施して、地盤が軟弱かどうかを確認することはできます。
    (空洞の有無までを特定できるかどうかはわかりません。)
  • いずれにせよ、マンションの施工業者は自らの責任で空洞を調査し、流動性の高いモルタルなどで充填するなどの補修を行うべきでしょう。

【 お願い 】

ご相談の事案に対する回答は、限られた情報によって推測される所見であることをご承知ください。
したがって、この回答を直接的に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。