千葉市若葉区の地盤

C・Dはほぼ隣接しており、Cは台地の縁に、DはCからほんの少し下った斜面に位置しています。このように、地盤の良否は敷地の持つわずかな地形条件の差によっても左右されていることがわかります。

C.「台地」和泉町20*付近

台地の縁に位置しています。

上部はやや軟質となっていますが、層厚が薄く、浅い深度から傾斜の緩い良好な硬質層が認められます。

このデータの場合、上記のような理由から、基礎幅を拡充し、基礎接地圧を低減するとともに、基礎接地面の十分な転圧締固めによって対応可能と診断されました。

D.「台地と低地の境」和泉町20*付近

例Cからやや下がった位置のデータです。

硬質層深度が太線、細線、点線の順で深くなると同時に、軟質層が厚くなる、典型的な斜面地の傾向となっています。

このデータでは、軟質層の層厚差が顕著なため、極端な不同沈下が予想され、適切な地盤補強策が必要と診断されました。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。