Q4、どのような経路で体内に有害物質が入ってくるのか?

回答

土壌汚染がある」すなわち「健康に害がある」ではありません。

土壌汚染は見えないところに存在し、知らないうちに汚染土壌を摂取し、健康に害がでてしまう危険性があります。しかし、土壌汚染はそれを人が摂取する経路があって初めて健康へのリスクが生じるという特徴もあります。

汚染土壌から有害物質を摂取する経路として、主に以下の2通りが考えられています。

  1. 直接汚染土壌を摂取する(砂ぼこりなど)
  2. 土壌中の有害物質が地下水に溶け出した場合、この地下水を摂取する

その他、大気中に揮発した有害物質を吸い込む、食物中に蓄積している有害物質を摂取するなどの経路も考えられますが、次の点から土壌としての評価は、これらの要素を差し引いて定められた基準値に基づいています。

  1. 大気中のものは不明な点が多い
  2. 食物中のものは別途基準が設けられている