千葉市緑区の地盤

C.「谷地」土気町141*付近

谷地のデータ例です。現在は付近一帯の大規模な宅地造成によって平坦化されていると推察されます。

点線によって示された部分は、造成の際に投入された砂分主体の盛土と考えられます。

一方、二つの実線では、上部から非常に軟弱な粘性土や緩い砂が堆積していると予想され、典型的な谷地の傾向となっています。

このデータの場合、点線で示された測定点付近に盛土を施したため、地盤のバランスが極端に崩れてしまっています。したがって、大きな不同沈下を生じると危険性が高く、何らかの適切な地盤補強策が不可欠と診断されました。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。