熊谷市の地盤

D.「自然堤防」久保島211*付近

自然堤防の一例です。

測点間の差異が極めて顕著となっています。

特に太線部分では、盛土に含まれる瓦礫分の摩擦抵抗によって、数値が突出しているようです。

他の2点の傾向が揃っていることから、これが敷地本来の地盤性状と予想されます。

このデータの場合、精度の悪い盛土によって、地盤のバランスが非常に悪くなっており、不同沈下を生じ易い宅盤となっています。したがって、瓦礫分を除去するとともに、適切な地盤補強策の実施が不可欠と診断されました。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。