墨田区の地盤

B.「海岸低地」亀沢3丁目付近

海岸低地のデータ例です。

この敷地では、表層部が硬く、機器の正常な貫入ができないため、打撃による打ち抜き*を敢行しています。

これにより、建物基礎に影響を及ぼす深度に軟弱な粘性土や緩いシルトの分布が認められました。

このデータの場合、適切な地盤補強対策が必要と診断されました。

打撃打ち抜き
地形的かつ地域的な観点から、硬質部の分布深度や状態が不自然と判断される場合に実施することがあります。硬質部の状態や層厚、以深の状態 など、状況を把握して、診断精度を高めることが目的です。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。