町田市の地盤

C.「丘陵地」小山町180*付近

丘陵地の一例で、斜面地の特徴が顕著に現れています。

N値グラフ(折れ線)内の矢印で示された部分に注目すると、各測定点の間には最下部に出現する硬質層の深度に差が認められることから、この敷地が本来は傾斜地にあることが分かります。(一般に、このような傾斜地では地表部分に切土・盛土を施し、平坦な宅地としています。)

このデータの場合、数値的に留意すべき軟弱層は認められません。上部に厚さの異なる盛土が施されているようですが、比較的良好に締固められていると判断されることから、盛土に含まれる大径の瓦礫などに注意すれば、問題の少ない地盤と診断されました。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。